おとむらいさん 感想
著者 大谷紀子
お葬式って誰のために行われるのでしょう。
そう問うている作品と思いますし、読み進むと自然に答えがみえてきます。
故人にとって、その人を送る家族にとって一度きりのお葬式。
良いお葬式になるか否かで、残された人々のその後の生活が、生き方が
大きく変わっていくことを教えてくれます。
良いお葬式とはなに?
故人により、その家族によって違っていて
同じ形式でよいと言うのは無いのかもしれませんね。
この物語の主人公達は「良いお葬式」を行うために
様々な難題に立ち向かって行きます。
かっこいい葬儀プランナーの産神さん、その下で働く新米の音村いづみ。
いづみはときどき思いも寄らぬ才能を発揮します。
1話ごとに故人の人間性や、残された家族の心情に向き合ってゆきます。
絵はスッキリとしたタッチ。
夢中になって読んでしまいました。
映画「おくりびと」を思い出してしまいました。
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プロフィール
・音村いづみ(おとむらいづみ)
28歳、売れない女優歴10年
ときどきもらう役は殺される女、またはその死体。
ひょとした縁で葬儀場の司会を頼まれる。
それから葬儀にからむ人間のストーリーに魅せられ・・・
クールビューテイー、
・産神清貴(うぶがみきよたか)
凄腕葬儀プランナーで顧客からの信頼は絶大。
音村も尊敬している。
ドSでクール
・杉浦
花屋で葬儀の花を手配する。
音村に葬儀の仕事を紹介したのは彼。
イケメンの好青年で音村に好意を寄せている。
・秋川社長
華葬儀社の社長
軽いノリで適当な性格に見えるが・・・
謎の人物。
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